日本の貯金箱いろいろ

明治、大正、昭和の貯金箱

貯金箱は、時代を反映して変遷をしてきていると思います。
以下に、明治、大正、昭和の貯金箱を掲載したので比べてみて下さい。

明治の貯金箱 明治時代の貯金箱

大正の貯金箱 大正時代の貯金箱

昭和の貯金箱 昭和時代の貯金箱

ガス灯

ガス灯 ガス灯貯金箱
明治時代のガス灯をモデルにした
木製電池式貯金箱

コインを入れると灯りが灯り
ボタンを押すとコインが落ちて灯りが消える


集金用

巡回貯金箱、学資金積立日掛箱 巡回貯金箱(左)
昭和初期
隣組で巡回した
一銭貯金箱

学資金積立日掛箱(右)
明治時代
個別の仕切りがある


祝樽貯金箱 祝樽貯金箱
明治時代
壁掛け式になっている



戦争もの

戦争関連

戦争を反映した貯金箱
貯金箱も、戦争気運の高まりに一役かったのかも知れない

宝船と七福神

宝船 宝船に乗った七福神
縁起物の貯金箱

明治、大正


えびす、大黒、ほてい えびす様
大黒様
ほてい様


福助・お多福、だるま

福助・お多福 福助・お多福

縁起物の貯金箱
商売繁盛、福徳将来を願った

明治、大正、昭和



だるま 土だるま、姫だるまなど



蔵と城

蔵 神棚に上げて財宝増殖、厄除けを願った縁起物
信仰と縁起が結びついた伏見詣でのお土産物

明治時代
土製 京都伏見土人形


城 蔵と同様に用いられたと思われる
形違いの貯金箱


百人用貯金箱

百人用貯金箱 明治以降は近代的金融機関の誕生に伴い 貯金箱は小銭をためる用途になった

明治時代のもの
秋田県の小学校で使われていた。


銭箱と銭筒

銭箱 江戸時代、徳川家康により貨幣制度が整えられ
商業活動が盛んになり、商人や豪農などが
銭箱を利用するようになった

四方を鉄金具で止めた丈夫な作りで
鍵を掛ける仕掛けになっている
江戸時代 木製


銭筒 江戸時代後期から明治初め
竹製

竹筒に穴を開けて日掛けの貯金などに
庶民が広く使った。

いっぱい詰まった状態にするためというよりも
貯めることが出来たらいいなという庶民の夢を入れる貯金箱だった



銭壷

銭壷 古銭の入った江戸時代の銭壷
常滑焼き

一般庶民の貯金箱とされる
室町時代の「せんべい壷」と殆ど形状は同じ。

せんべい壷 参考
日本最古の貯金箱とされる「せんべい壷」

布袋様

布袋さま 床の間の置物としても相応しい
和紙を漆で塗り重ねた一貫張りの布袋様。

江戸時代のもの
貯金箱として用いたのは主に商人。


素焼きの貯金玉

素焼きの貯金玉 江戸時代初期の素焼きの貯金玉
中国の撲満の影響を受けながら
先を尖らせて擬宝珠(ぎぼし)にしたもの

仏教の影響から仏縁にあやかるものにした。


壷(弥生式前期の土器)

弥生式前期の土器 日本最古の貯金箱は、
縄文末期から現れる「壷」もしくは「甕(カメ)」で
種もみや穀物を入れたと考えられている。

そして、室町時代になると葉茶壺や、おはぐろ壷など
目的別に分けて使われるようになり
せんべい壷へとつながって行く。